THE FICKS独占インタビュー:林檎🍎

 

【第1章】林檎の始まり

 

OLの年上彼女と慶應生の年下彼氏の日常動画をテーマに活動するカップルインフルエンサーで、TikTokでは40万フォロワーを誇る林檎🍎


林檎という名前の由来から、2人の大切にしている時間、動画を通して届けたいことなどをインタビュー。


ー 初めの方は基本的なことをお伺いしたいのですが、OLと慶應生がインフルエンサーになるというのがめちゃくちゃ珍しいなと思うのですが、どういうきっかけでスタートしましたか?

 

しゅうぞう:Twitterで、2年前くらいかな?妻が綺麗すぎる。さんの動画がすごいバズってて。

 

みき:買ってきたものが一緒になっちゃったやつ?

 

しゅうぞう:そうそう、有名になりたいというよりもこういう人たちになりたいなと思って、仲睦まじいみたいな感じで。
で、これ自分たちでやったらどうなんだろうっていう好奇心で、1本TikTok撮ってみようってなって、2、3本撮って、3本目の動画がバズって、どうしよっかなーみたいな笑

 

みき:「ちょっとTikTok投稿してみる?」ってなって、そっから続けてたら、TikTokがどんどん伸びていったという。

 

ー なるほど!じゃあ割と妻が綺麗すぎる。さんの動画を見たことが大きなきっかけになった?

 

しゅうぞう:そうですね、SNSを始めるきっかけはそれですね!



ー じゃあ、しゅうぞうさんからやろうってなったんですか?

 

しゅうぞう:そうです!

 

ー みきさんはどう思ったんですか?

 

みき:特に何も考えてなくて、ストーリーをインスタに投稿する感覚で、気づいたらこんな感じになりました笑

 

ー TikTokはもともと見てました?

 

みき:もともとは全然見てないですね。

 

ー じゃあ、自分の全然知らないところで進んでいった感じですかね?

 

みき:そうですね!そこから初めてTikTokを見始めました。

 

ー そうなんですね!ちなみに、インフルエンサー名はなんで林檎にしたんですか?

 

しゅうぞう:元々は違う名前だったんですよ、『妻が綺麗すぎる。』を参考にして、『彼女が綺麗すぎる』っていう…

 

ー そのアカウント見たことあるな!

 

しゅうぞう:ほんとですか!?これ以上伸びると、(妻が綺麗すぎるさんに)迷惑かかっちゃうと思って…

 

みき:パクリじゃんみたいなコメントも結構出てきちゃって、じゃあ変えよっかって。
『〇〇カップル』って名前をつなげたインフルエンサー名もよくあるじゃないですか?
それにしようかなって思ったんですが、なんか違うねって。(しゅうぞうが)椎名林檎さんがすごい好きなんですよ。
それで『林檎』って物を連想しやすくて、漢字がいいし、覚えやすい単語なので、林檎にしようってなりました。私はずっと、ん?って思ってるけど、ここまで来てます笑

 

ー 椎名林檎さんのこういうところが好きでこの名前にしたとかはあるんですか?

 

しゅうぞう:なんだろな…つかみどころがないっていうか。
なんで『林檎』という名前なのかもそうなんですが、そういうつかみどころがない感覚を抱いてもらいたくて。
椎名林檎さんもつかみどころがないというか、幻想的とか。そういうイメージプラス、僕たちの世界観を組み合わせられたらいいなって。

 

ー 興味を持つきっかけになって欲しいっていうところが大きいんですね。ちょっと話が変わるんですけど、ブランドを始める話が今年の動画でもあると思うんですが、どういうブランドにしていきたいというイメージはありますか?

 

みき:私たち同棲してるんですけど、その中での何気ない時間を、より好きになってもらえたらいいなという思いがあって。
同棲してると深夜に一緒にコンビニに行くとか、そういうちょっとした幸せがあって、そういう幸せな時間を一緒に過ごせるブランドにしたいなって思ってます。

 

ー 何気ない時間って振り返ったら意外とたくさんあるけど、そのときにちゃんと(幸せを)噛み締められてるかっていうと何かきっかけがないと難しいですよね。

 

みき:おしゃれな服ってたくさんあるじゃないですか?私たちが作らなくてもすごくおしゃれな服ってあるんですけど、私たちが作ることによって、同棲してて幸せな瞬間をふと思い出せるっていう思い出にフォーカスしたいなって思ってます。

 

しゅうぞう:モノそのものじゃなくて、生活感とか世界感に共感してほしいなって思ってて、逆に普段僕たちのことを見て知ってる人たちだけじゃない人に届くような、そういう展開をしていきたいですね。


 

 

【第2章】癒しを与えたい

 

 


ー 二人が大切だと思う時間ってありますか?それぞれ教えてもらえると!

 

みき:私は衣食住の中で、食がトップにくるんですけど、ご飯を作ることから始まって、それを一緒に食べてくれる相手がいて、その食卓の時間がすごく好きです。
同棲してるからこそ、「自分が作ったものを好きな人が食べてくれる」ということもそうですし、その空間も好きです。

 

しゅうぞう:ずっと一緒にいるんで、大切な時間っていなくなってからじゃないと気付きにくいじゃないですか?たまに彼女が実家に帰ったりすると、ふと一人になって…
例えば、僕たち歯ブラシするときは先にするほうが持ってくるんですよ、そういうルールがあって、ルールというか…

 

みき:暗黙のそういうのね。

 

しゅうぞう:そうそう、そういうやりとりが今思い出すと楽しいというか、必要な時間だと思います。同棲をしてるっていう、あとになって噛みしめる、そういう時間ですよね。

 

ー じゃあ、家で一人で歯磨きしてるときはさみしいなって思ってるんですね。可愛いですね笑

 

みき:結構寂しがりだもんね笑

 

ー いまの話も含め、仲の良さが人気なところだと思うんですけど、YouTubeを通して視聴者にこういう時間をすごしてほしいなとか、こういうものを届けたいというものはありますか?

 

みき:カップルの日常を見てる人って、癒しを求めてる人が多いとコメント欄を見てて思ってて、ちょっとでも今日疲れたなって思った時にこのカップルを見て癒されようって思ってもらえたらいいなと思ってます。

 

ー 癒しを与えたいっていいですね。具体的な企画で、すごく視聴者を癒せたなっていう自分たちの中での思い出の企画とかってありますか?別に再生回数とか関係なく。

 

しゅうぞう:最近は編集に凝りだしちゃったんですけど、始めて間もない頃のGet Ready With meってあるじゃないですか?あの動画は割とカメラ関係なしに喋っちゃってて…

 

みき:ほんと『素』って感じ。出してる動画って、ある程度こういう動画撮ろうって決めてるんですけど、ただそれが一切なくしゃべってるだけの動画。
編集もほとんどなくて、まんまみたいな動画で。あれはもう二人ともお気に入りの動画です

 

ー 反響とかコメントを見てても、自分たちが感じてほしいことを感じてもらえたなって実感しましたか?

 

しゅうぞう:そうですね!

 

みき:めちゃくちゃ伸びた動画ってわけでもないんですけど…

 

しゅうぞう:暖かさが滲み出てる感がコメント欄でもあって。

 

みき:ドッキリとかモニタリングとかやってて、そういう動画がもちろん興味が引けるから伸びるんですけど、そういう二人の何気ない時間の切り取りが個人的には好きですね。

 

ー そういう結構インパクトのある動画で人は来るかもしれないけど、そういう動画を見てる方が幸せですよね。

 

しゅうぞう:和んでほしいよね。

 

みき:マイナスになるようなドッキリとかやってるの多いじゃないですか?
別れようと言ってみたりとか、そういうのはあまりやりたくないんですよね。
どちらかというとほっこりすることをやりたいですね。

 

しゅうぞう:一番は僕たちが不幸にならないような、これは大前提ですよね

 

ー めちゃくちゃ大事ですよね

 

しゅうぞう:やってて不幸にならないように。なんか一回だけ喧嘩しちゃったときも動画出したんですよ、喧嘩して仲直りするまでの。
それ出したら初めて急上昇載って、「あ、伸びたな~」って。ただあんまりこういうの出したくないよねって。喧嘩を釣りにあまり出したくないなって思いましたね。

 

ー THE FICKSが『人のつながり』をコンセプトにしてるんですけど、インフルエンサー活動の中で「みんなに癒しを与えたい」という想いを持ったきっかけとかはありますか?

 

みき:動画投稿している中でのコメントで、「こういう辛いことがあったけど、すごい幸せになれた、ありがとう」みたいなことが多くなって来て。
もともと相談に乗るのも好きだし、こういうことが喜びになってるって気づいてから、もっと癒しとか嫌なことを忘れられる存在になりたいなって思いました。
初めTikTokが10万人くらいのときは、実際に恋愛とかで悩んる人にカフェとかで会って恋愛相談タイムみたいなことを無料でやっていたりしてて。
その時の人が今でも近況報告とかをしてくれてて、それが嬉しいですね。

 

 

【第3章】補い合ってる系だよね

 

 

ー  動画を始めたのも、二人の出会いがきっかけだと思うんですけど、内面的なこともお伺いさせて下さい。二人が出会って変わったことはありますか?

 

しゅうぞう:人それぞれ苦手なことってあるじゃないですか?
例えば、「家事全部やろう!」って思ってたんですが、実際は全部できないし、彼女は彼女で仕事の中で苦手なこともあって、そういうお互いに補っていけるような形に落ち着きました。
気負いすぎず苦手なことは苦手なことで相手に委ねたりとか、逆に得意なことはやるとか、そういう気持ちのスタンスになりましたね。

 

みき:私は今まであまり愛情表現とか全然するタイプではなかったんですけぢ、彼はすごい毎日好きとか可愛いとか言ってくれて…

 

ー いい彼氏ですね!

 

みき:そういうの大事だなって思って、自分からも言えるようになったなって思いますね。

 

ー 大事ですよね、言葉で伝えられた時の嬉しさをたくさん知ったからこそですよね。喧嘩とかってするんですか?

 

みき:全然しますよ!

 

しゅうぞう:するね!

 

ー 2年半付き合ってて、一番大きいトラブルはなんですか?

 

みき:私が家出したことあります笑

 

ー 家出はどういうきっかけで?

 

みき:きっかけはほんとに些細なことで。お互いがやることがいっぱいあって、それがうまくいかなくて、お互いモヤモヤしてる時だったんですけど…
コンビニから家に帰るときくらいに(しゅうぞうくんが)スタスタ行っちゃって、目の前でどんどん遠くなっちゃって。

 

しゅうぞう:ぼくは距離を置いた方がいいと思ってて…

 

ー すれ違いが起こってたんですね。

 

みき:私からすると、私を置いてくし、エレベーター閉めて先に行っちゃうし。
そこで今までのことがパーンってなっちゃって…ヒステリック起こして、「もう家出て行く!」ってなったけど、冷たいし、「止めろよ!」って思ったけど、なんも言わないし…

 

しゅうぞう:めっちゃ怒るやん...ってなってた。

 

みき:初めて声を荒げて、ヒステリックでしたね。人間に対して初めてこんな声を荒げたなって思いましたね笑

 

ー 全然イメージできないですね笑

 

みき:あのときは何かが壊れてたなって。
位置情報も共有してるんですけど、それもオフにしましたし、実家帰るって言って家出したんですけど、それで実家帰って思い通りっていうのが嫌で、友達の家に行こうって…
ただ、次の日仕事あるし…と思ってるときにLINEがきて、「どこにいるの?」って。
それで落ち着いてきて終電で帰るっていう…結局家出の時間は数時間でした笑

 

しゅうぞう:お互いのことを共有しないまま、ずれちゃうみたいなことが多いですね。

 

みき:思ってることが伝わらないっていうことが多い。

 

しゅうぞう:それを喧嘩の最中には言わないんですね、なぜか。言っておけばそれで解決するんですけどね。

 

ー お互いの考えてることをちゃんと話すのって難しいですよね。喧嘩もあると思うんですけど、逆に困ったときに支えてくれたことはありますか?

 

みき:(しゅうぞうは)本当に生活力がなさすぎて、びっくりするんですけど、その反面仕事ができるので、YouTubeをやろうとかも、どうやっていったらいいとか。
私は仕事に対して考えるのが苦手だから、そこはすごい尊敬してますね。うまく自分たちができないことを補い合って生活できてますね。
私は大学の時から家庭科系の勉強をしていて、家事をするのがすごい好きなので、できるだけ健康的な生活を送って欲しいなって思ってて、ほっといたら菓子パンとかだけになっちゃうので。やっぱりそういうところを支えたいなって思いますね。

 

しゅうぞう:(みきは)ほっといたら変な案件受けるんですよ笑
これやりたい~みたいなやつがとんでもないみたいな笑

 

ー 得意なことと苦手なことをお互い支え合っていい関係ですね!

 

しゅうぞう:よかったよね笑

 

みき:これで私が家事ができなかったら生活終わってたよね笑

 

ー 最後ですが、今までの話も踏まえて、二人の『繋がり』『関係性』を一言で表すと?

 

しゅうぞう:・・・。

 

みき:・・・。

 

しゅうぞう:・・・補い合ってる系だよね!・・・うん。 「補い合ってる系!」です!

 

みき:・・・・かる!笑

 

しゅうぞう:あ、でももうちょっと考えよ!笑

 

ー 全然いいです!「補い合ってる系!」

 

しゅうぞう:けど、いつまでも恋人でいたいと思うじゃん。そういう感じだよね!

 

みき:なんなんだろな…ありきたりな言葉しか思いつかないな。パズルのピースとか…!

 

ー 『二人で一つ』みたいなことですかね!?

 

みき:『二人で一つ』だとありきたりかもしれないですね笑
「永遠に恋人でいたい」っていうことと「補い合ってる系」ですね!

 

みき:これで締まりますかね?笑

 

ー はい!笑 ありがとうございました!笑